高血圧や高脂血症、糖尿病などの症状を訴える人が近年は増加していると言えますが、これらの病気の特徴として進行していないと自覚症状が感じられないというものがあります。
自覚症状が感じられる段階まで病気が進行したときには、治療を行うことが困難なケースは少なくありません。各種の健康診断を受けておくことによって、がんや生活習慣病の早期発見が可能となり、その結果として早期に治療することに繋げることができます。最新の医療機器を設置することで、がんなどの病気を早期発見するために十分な検査項目を用意して、的確な診断が受けられる人間ドックを行っている医療機関が増えています。医療機関に所属している経験豊富な医師が、人間ドックの問診や診断に当たってくれますので安心して受診が可能です。医師の他にも専門性の高いスタッフが揃っている医療機関であれば、健康指導や保健指導の面についてもきめ細かい配慮を心がけたアドバイスをしてもらうことができます。高度なX線CTやMRIなどを設備している医療機関であれば、精度の高い検査を受けることが可能ですので、小さな病変に関しても発見してもらえます。人間ドックは自由診療の扱いになりますが、自治体によっては費用の一部について助成してもらうことが可能です。受診した人間ドックの検査項目について、市が指定している検査項目であることや、加入している健康保険組合が実施している助成制度などの制度を活用していないこと、市税を完納していることなどを条件として人間ドックの受診に対して助成金を出してくれる市町村もあります。