貧血を起こしやすく、すぐに気分が悪くなってしまう人は珍しくないので、低血圧だから仕方がないと、それほど気にしていない人もありますが、実は大きな病気が隠れている場合があるので、人間ドックで診てもらうことをおすすめします。
血液中のヘモグロビンが少なくなった状態を貧血といいますが、その原因は出血により血液が失われていたり、血液細胞が壊れていたり、血液を作る機能に異常があったりすることで起こります。胃潰瘍や腸炎になっていたり、尿路系に異常がある場合は結石になっていることも考えられますし、女性の場合は過多月経や子宮筋腫が原因で貧血になっていることもあります。胃がんや大腸がん、腎臓がん、膀胱がん、子宮がんなどのがんになっていることもあるので、ただの貧血だと思って、甘く見ないようにしたいですね。とはいえ貧血程度で、病院へ行く方は少ないので、気付いたらがんが全身に広がっていたなんてこともあり得ます。あのときお医者さんに見てもらっておけば良かったなどと、後から悔やんでもどうすることも出来ないので、 定期的に人間ドックで調べておくようにしたいですね。人間ドックでは血液検査や尿検査、MRI、超音波検査などを一通り行ってから、病気があるかないかの判断を下してくれるので、異常がなければ安心して暮らすことが出来ます。もし異常が見つかったとしても、初期の段階ですぐに治療を始めれば、どんながんでも完治できるので、40歳前後になったら人間ドックを始めましょう。